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TVer広告のクリエイティブ検証データに学ぶ|視聴完了率を高める動画設計のポイント

【この記事のポイント】

  • 視聴完了率を高めるための動画設計の実データを分析
  • 15秒尺・冒頭訴求が最も高成果を出す理由を解説
  • Before/Afterでの改善事例をもとに最適化の方向性を提示
  • TVer広告における今後の制作トレンドも考察


冒頭2秒の“構成再設計”がTVer広告の成果を決める

TVer広告の効果を左右する最大の要因は、「視聴者の注意を最初の2秒でつかむ構成」にあります。
TVer Factbook 2025によると、冒頭に訴求メッセージを配置した15秒動画は、30秒動画と比べて完視聴率が約12pt高いというデータが報告されています。
単に短尺化するのではなく、「メッセージ提示タイミング」と「構成設計」が成果を左右します。



TVer広告で成果を上げる3つの設計要素

  1. 訴求開始タイミングの早期化
     8秒目以降の訴求より、2秒目でブランドメッセージを出す構成が視聴維持に有効。
     冒頭からブランド・ベネフィットを提示することで、最後まで視聴されやすくなります。

  2. CTA配置の中盤化
     終盤にロゴのみを表示するよりも、中盤で「詳細はこちら」を明示した方がCTRが高い傾向に。
     中間地点での“軽い誘導”が離脱防止に寄与します。

  3. 動画尺の最適化(15秒設計)
     TVer配信では、スマホ視聴が約70%を占めるため、30秒尺よりも15秒のほうが完視聴率が高い。
     加えて、AI分析による最適化ロジックでも15秒が“ベースライン”として設定されています。



具体例:改善施策のBefore/After比較

Before

  • 動画尺:30秒
  • 訴求開始:8秒目
  • CTA表示:終盤ロゴのみ

After

  • 動画尺:15秒
  • 訴求開始:2秒目
  • CTA表示:中盤に「詳細はこちら」
  • 結果:視聴完了率 +12pt/CTR +0.8pt

このように、「訴求開始タイミング」と「CTA表示位置」の再設計だけでも、パフォーマンスは明確に改善します。




まとめ

TVer広告の成果を高める鍵は、「時間配分設計」と「メッセージ提示位置」の再考にあります。
従来の“30秒テレビCM構成”から脱却し、TVer特有の“視聴集中型プラットフォーム”に最適化することが求められます。
制作段階でこの設計を意識すれば、完視聴率・CTRともに10pt前後の改善が十分に狙えるでしょう。



よくある質問(FAQ)

Q1. TVer広告は15秒と30秒どちらが効果的ですか?
A. ブランド認知やプロモーション目的なら15秒が効果的。30秒はストーリー性重視のケースで有効です。

Q2. 音声OFF環境にどう対応すべき?
A. 字幕・大きめのテロップ・明るい背景でのコントラスト設計が必須です。

Q3. CTAはどの位置に置くべきですか?
A. 視聴離脱前の中盤(8〜10秒目)に配置するのが最も成果が高い傾向にあります。

Q4. AI分析は制作段階でも活用できますか?
A. はい。AI分析ツールを用いると、配信前に完視聴率をシミュレーションできます。

Q5. 参考データはどこで確認できますか?
A. 以下の公式資料からTVer広告の最新データを閲覧可能です。

 - 株式会社TVer『TVer Factbook 2025』
 - 博報堂DYメディアパートナーズ『TVer広告の効果測定・検証データ(2024)』

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