
クリック率UPを狙う!TVerコンパニオン広告の使い方
クリック率を上げるなら“コンパニオン広告”の活用を
結論から言えば、TVer広告でクリック率(CTR)を高めたい場合は、コンパニオン広告の活用が必須です。TVerのインストリーム広告(番組の前後や途中に流れる動画広告)と一緒に、クリック可能なバナーを表示する形式が「コンパニオン広告」です。
動画単体では完視聴率は高くても、クリック率に課題を感じている場合、この仕組みをうまく使うことで、視認性と誘導率を両立できます。
なぜTVerコンパニオン広告はクリック率UPに有効なのか?
TVer広告におけるコンパニオンバナーは、視聴中の画面下部(スマホ・PC)や横(CTV)に表示される“常設型の誘導枠”です。
動画を見ている最中に視線が自然と届く位置に表示されるため、ユーザーが「気になったときにすぐクリックできる」状態を作り出せるのです。以下、その理由を詳しく見ていきましょう。
1. スキップ不可動画との“連携”で印象を深める
TVerのインストリーム動画広告はスキップ不可で、視聴完了率が90%以上という驚異的な数字を誇ります。
このタイミングに合わせてバナーを表示することで、ユーザーは「動画で印象づけられた内容を、すぐに確認しにいく」動線が形成されます。
つまり、記憶に残った瞬間に行動を促すことが可能になります。
2. クリックできる“唯一の導線”として機能する
TVer広告では、基本的に動画自体にはリンクが設けられていません。
そのため、コンパニオン広告はクリック導線として唯一の出口となります。
動画の内容に興味を持った視聴者が行動できる唯一の場所だからこそ、CTRに大きな影響を与えます。
3. デバイスに応じた最適なレイアウト表示
- スマホ:画面下部に帯状に表示(目線に入りやすい)
- PC:動画プレイヤーの右側に表示
- CTV:静的表示には対応していないが、一部デバイスでの展開に向けた対応中
これらの仕組みにより、視聴中の離脱を防ぎつつ自然な導線で誘導できます。
コンパニオン広告を活かした設計例
ここでは、TVer広告でコンパニオンバナーを活用する場合の具体的な設定パターンをご紹介します。
▶ 例1:新商品のLP誘導施策(15秒動画+静止バナー)
- 動画:ナレーションで商品特徴を伝える短尺CM
- バナー:商品写真+「詳しくはこちら」CTA入りバナー
- 成果:CTRが1.8倍、LP遷移後のCVRも向上
▶ 例2:キャンペーン特設ページ誘導(30秒動画+GIFバナー)
- 動画:キャンペーン概要と特典説明
- バナー:GIFアニメで目立たせたCTA(限定○日など)
- 成果:滞在時間の長い流入が増加
▶ 例3:採用ページ誘導(会社紹介動画+テキスト型バナー)
- 動画:社員インタビュー+企業文化紹介
- バナー:「採用情報はこちら」テキストCTA+ロゴ入り
- 成果:若年層のサイト流入が急増
いずれの例でも、動画の内容とコンパニオンバナーのメッセージを一致させることがCTR改善のポイントです。
バナー制作時の注意点とベストプラクティス
コンパニオン広告は静止画(JPEG/PNG)、またはアニメーションGIFで制作可能です。以下、制作時のポイントをまとめます。
✅ 推奨サイズと仕様
- サイズ:640×360px(アスペクト比 16:9)
- ファイルサイズ:200KB以内
- ファイル形式:JPEG、PNG、GIF(音声・動画非対応)
- 表現制限:明滅NG、過度な強調表現NG(JIAA準拠)
✅ 効果を高めるための工夫
- CTA(行動喚起)を明確に書く:「詳しくはこちら」「今すぐチェック」など
- 余白をしっかり取って読みやすく
- 動画と一致するキービジュアルを使用
ブランドロゴは視認性の高い位置に配置
✅ NG例
- 誇大表現(例:「絶対お得!」など)
- 音声付きGIFや過度なアニメーション
無関係なイメージやクリックベイト風の文言
TVerの広告審査はJIAA基準に準拠しており、審査落ちの可能性もあるため注意が必要です。
コンパニオン広告で“動画×誘導”を成立させよう
TVer広告で最も成果が出やすい構成は「動画広告+コンパニオンバナー」の組み合わせです。
- スキップ不可の動画でブランド想起
- その場でクリックできる導線を設置
- スマホでの操作性も良好
この設計により、単なる認知だけで終わらない、“行動を促す”動画広告が実現します。
「動画で興味を持たせて、確実に誘導したい」
「LPやECサイトへの流入数を伸ばしたい」
「クリック率が伸びずに悩んでいる」
そんな方にこそ、TVerコンパニオン広告は最適です。