
TVer広告の“興味関心セグメント”とは?全17カテゴリの活用法を解説
興味関心セグメントで、TVer広告は“刺さる”配信ができる
TVer広告における最大の強みの一つが、「興味関心セグメント」を活用した精緻なターゲティングです。テレビCMでは難しかった“視聴者の関心事”に基づく広告配信が可能になることで、よりパーソナライズされた“刺さる”広告配信が実現できます。
特定の商品・サービスに興味を持っていそうなユーザーだけにピンポイントでCMを届けられるという点で、広告効率と効果の両立が期待できる戦略的な機能です。
TVer広告のターゲティングはなぜ優れているのか?
TVerは放送局の公式コンテンツを集約したプラットフォームであり、視聴ログや属性情報、番組ジャンルなどの1st Party Dataをもとにしたターゲティングが可能です。
中でも「興味関心セグメント」は、以下のような点で他媒体とは異なる優位性があります。
- テレビ番組の視聴履歴をもとに推定される興味領域
- 明確な17カテゴリに分類され、設定が容易
- 実際の視聴行動に基づくため、興味の“確度”が高い
これにより、単なる属性(年齢・性別)にとどまらず、「何に関心を持っているか?」という深いレベルでターゲティングできるのです。
興味関心セグメント:全17カテゴリ一覧と具体的活用法
TVerが提供している17の興味関心カテゴリは以下の通りです。
| カテゴリ名 | 例示される配信対象例 |
|------------------|-------------------------------------------|
| 美容・コスメ | スキンケア、ヘアケア、コスメEC |
| 健康・医療 | 健康食品、サプリ、オンライン診療 |
| グルメ・料理 | 宅配サービス、レシピアプリ、調理家電 |
| ファッション | 通販アパレル、靴・バッグの販売 |
| エンタメ・芸能 | 映画予告、音楽イベント、舞台など |
| ライフスタイル | 住まい、日用品、家事代行サービスなど |
| 出産・育児 | ベビーグッズ、教育系サービス、家族向け車 |
| 学び・資格 | 通信講座、転職支援、資格取得支援サービス |
| 恋愛・結婚 | 婚活サービス、結婚相談所、マッチングアプリ |
| ペット | ペットフード、保険、グッズなど |
| ゲーム・アニメ | アプリゲーム、アニメ映画、グッズ販売など |
| ビジネス・経済 | 投資、保険、法人サービス、BtoB SaaSなど |
| 旅行・観光 | 宿泊予約、観光地PR、ふるさと納税 |
| 自動車 | 試乗予約、車検、EV・カーリースなど |
| 家電・ガジェット | スマート家電、モバイルデバイス、IoT機器 |
| スポーツ | フィットネスジム、プロスポーツ関連商品、スポーツ観戦券 |
| 金融・マネー | 投資信託、クレジットカード、個人年金など |
活用事例
たとえば「健康食品を訴求したい企業」は「健康・医療」カテゴリに絞って配信することで、視聴者が日常的に健康番組や医療ドラマなどを見ている層に限定できます。
同じく「美容クリニック」は「美容・コスメ」カテゴリで興味度の高い層にアプローチできます。
これにより、無関係なユーザーへの配信ロスを削減し、クリック率やコンバージョン率の向上が見込めます。
興味関心セグメントの設定方法と運用のポイント
TVer広告(セルフサーブ)では、配信設定時に下記のような項目を選択できます:
- 興味関心セグメント(1つまたは複数)
- 性別/年齢/都道府県
- 配信デバイス(CTV/スマホ/PC)
このうち「興味関心セグメント」は、他の条件と掛け合わせてフィルタリングすることで、さらに精緻な配信が可能です。
設定上の注意点:
- 狭めすぎるとリーチが極端に減る可能性があるため、最初は広めに設計してデータ取得するのがおすすめ
- 複数セグメントを併用する場合は広告グループを分けて配信結果を比較することで、どのセグメントが最も反応しているかが可視化されます
運用上のTIPS:
- 各セグメントごとに専用のクリエイティブを作るとCTR・CVRがさらに改善しやすい
興味関心が強いユーザーは動画の完視聴率も高くなる傾向があるため、リマーケティングの母集団としても有効
興味関心セグメント活用でTVer広告のROIを高めよう
TVer広告は“動画広告=広く届けるだけ”という時代を超え、視聴者の関心ごとに合わせて的確に届ける時代に入りました。
- 全17カテゴリに対応したセグメント配信
- 視聴データに基づいた信頼性の高い推定
- 不要なリーチを減らすことで費用対効果UP
こうした点で、TVer広告は中小企業でも手が届く“戦略型テレビ広告”として価値を発揮しています。
今後さらに広告効果を上げたい場合は、まずこの興味関心セグメントを活用し、関心層へ深く刺さる広告設計をぜひ検討してみてください。