【人材育成編】話すことが得意な上司の落とし穴。
「話す力」と「聞く力」とは?
職業能力適性診断「VANTAGE」では、職業能力の「話す力」と「聞く力」を数値化しています。
管理職の方は比較的に、聞く力より「話す力」の方が、能力が高い傾向が見られます。
上長として部下に的確な指示を与えたり、先頭に立って業務の方向性をお伝えしたりしている日々の姿が、「話す力」を高めている要因のひとつではないかと思われます。
しかし、話す能力の高い方の決定的な落とし穴があります。
それは自分の考えを一方的に相手に押し付けてしまう場合があるということです。
例えば、部下があなたに仕事上での悩みを打ち明けたとしましょう。
部下の方はそれほど話す能力が高くない場合、二人の会話が上長からの一方的な訓話となってしまうケースがあります。
話している方は部下のためにと思って一生懸命話しているのですが、いつの間にか、話している上長の方が熱くなってしまい、部下を置き去りした上長のワンマンライブが始まってしまうという場面は、職場でよく見られるシーンです。
もちろんその部下は、二度とその上長の方には相談しないでしょう。
本当に話す能力の高い方というのは、話す能力が高いこともさることながら「聞く能力」も高い方です。
相手の本当に伝えたい内容を正確に聞き取り、相手の心情に寄り添ってこそ、初めて相手が求めている話し方ができます。
だまってうなずくだけで、相手が心を開いて本心を語ってくれたとしたら、その「うなずく」という行為は、100の有難い言葉より効果的に相手にはたらくこともあります。
社内での円滑なコミュニケーションを図るために、まずは自分にどれだけの「話す力」と「聞く力」が開発されているのかを知ることところから始めることをお勧めします。
「職業能力適性診断「VANTAGE」のコンピテンシー診断型では、
◎聞く力=傾聴力
話す力=主張力
という形で能力値を数値化できます。
無料でのトラアイルも受け付けておりますので、お気軽にお申し込みください。